8GB未満でもOK!無料で動画生成AI「Wan2.1」を使おう

ツール

最近、ローカルで動作する動画生成AI「Wan2.1」が話題になっています。

ローカルとはいえ、有料の動画生成AIに引けを取らない性能を持ちながらも、8GB程度のVRAMでも動かせる要求スペックの低さがウリです。

とはいえ、古いPCを使っていると「それすらも動きません」ってなりますよね。あるいはダウンロードを色々要求され、「画像で十分でしょ」とめんどくさくなってしまったり。

そんな人にオススメなのがSeaArt」。

このプラットフォームを使えば、無料低スペックのPCでもWan2.1を快適に使えるんです。環境も構築する必要なし。

この記事はこんな人におすすめ

  • 高スペックなPCがないけど動画生成を試してみたい
  • 難しい環境構築なしで始めたい
  • 無料で最新のAI動画ツールを体験してみたい

今回はSeaArt経由でWan2.1を使いこなす裏ワザをまるっとご紹介します!

Wan2.1とは?

Wan2.1は、Alibabaによって開発されたオープンソースの動画生成モデルです。その設計は、強力な性能と使いやすさを両立させており、一般消費者向けのGPU環境でも動作することが可能です。

既存のオープンソースモデル、SoraやRunwayといった一部の商用ソリューションと比較しても、同等あるいはそれ以上の性能を発揮しているとのこと。

2025年2月に公開されて以来、Wan2.1はその最先端の性能によって急速に注目を集めています 。この迅速な普及と高い評価は、オープンソースの動画生成技術における重要な進歩を示唆しており、洗練された動画作成ツールへのアクセスを民主化する可能性を秘めています。

商用利用はできる?

結論から言えば、Wan2.1もSeaArtも商用利用OKです!

Wan2.1は、Apache License 2.0で公開されており、商用利用を含めた幅広い用途が認められています。ただし、Wan2.1で生成した動画に特定の著作物や有名キャラなどが含まれる場合は、別途その権利者の許可が必要です。

また、SeaArtの利用規約にも以下のように明記されています。

「SeaArt上であなたが生成したコンテンツの知的財産権はあなたに帰属します。ご自身または他人の作品を商用利用することをSeaArtは制限しません。ただし、他人の作品を商用利用する場合は、権利者からの許可が必要です。」

つまり、自分で生成した動画や画像であれば自由に使ってOKということ。ただし、他人の作品(例:他人が作ったLoRA)を使って生成したものを商用に使う場合は、慎重に判断しなければなりません。

SeaArtならクラウドでWan2.1が使える!

SeaArtは、画像・動画生成AIをクラウド上で使えるWebプラットフォーム。 面倒な環境構築なしで、ブラウザからすぐ使えるのが魅力です。

SeaArtはCivitaiやPixAIのように、支給されるスタミナと恒久的なクレジットで画像生成やWAN2.1を利用することができるのですが……

何より注目なのが、無料でComfyUIを解放していること!しかも現在、スタミナの消費すらありません。自分のPCのスペックに関係なく、クラウド上で処理してくれるから、 動画生成もサクサク快適に。

これならGPU非搭載のPCでも問題ありませんね!

SeaArtの登録から、Wan2.1を利用まで

では、実際にどうやって使うの? SeaArtでWan2.1を使うまでの流れはこんな感じです。

流れ
  • 1.
    SeaArt公式サイトにアクセス
  • 2.
    無料アカウントを作成(Google連携ですぐ登録可能)
  • 3.
    ComfyUIにアクセスする
  • 4.
    ワークフローを読み込む
  • 5.
    解像度などを設定して「Generate」ボタンをクリック

SeaArtの登録方法はこちらの記事でも解説しています。

WAN2.1を使ってみよう

SeaArtの登録が完了した前提で話を進めていきます。ComfyUIでWAN2.1を利用するのですが、それにはワークフローが必要ですよね。

既に完成されたワークフローがあれば、面倒な設定をせずに生成に取り掛かることができます。検索窓からSeaArt用に最適化されたワークフローを検索してみましょう。

1.ワークフローを検索

SeaArtトップページ中央から、カテゴリーをWorkflowにして「WAN2.1」と検索。

すると色々候補が出てくるので、気になるワークフローをクリックしてGeneration Timesと書かれた部分をクリックすれば、そのままComfyUIに移行します。

自分は「Wan2.1 480P Image to Video Workflow」をアレンジして使っていました。画像から動画を生成できます。

2.設定して生成する

画像から動画を生成するI2VのWan2.1ワークフローを読み込んだものとします。ワークフローによって構成はまちまちですが、Load ImageとPositive Promptを変えればすぐに生成できるはずです。

Wan2.1 480P Image to Video Workflowの場合、WanVideoTextEncodeがプロンプトに当たります。上がポジティブ、下がネガティブなのはいつも通りです。

生成実行は、GenereteボタンのFree Creationをオンにすることを忘れずに。オフの場合、キューの優先度に影響があると思われます。

生成結果例

アニメ系の品質はまずまず。

他の動画生成AIと比べてどうなの?

今はklingやSoraなど、さまざまな動画生成AIが登場していますよね。また同じローカル環境ではHunyuan Videoも気になるところです。

では、Wan2.1はそれらと比べてどうなのでしょうか?簡単に比較してみましょう。

モデル無料で使える?ローカル対応商用利用特徴
Wan2.1✅ 基本無料✅ 可能✅ 商用可軽量で高性能、誰でもすぐ使える
Kling❌ 基本有料❌ 不可✅ 明記無しだが可能1プロンプトマニュアルが豊富
Sora❌ 基本有料❌ 厳しい✅ 商用可高性能だが動画単体で見ると高め
Hunyuan Video✅ 基本無料✅ 可能✅ 商用可WANに並ぶが少々情報が不足

Wan2.1はHunyuan Videoと比べるとLoRAの数など勢いがある印象で、今から触ってみるならWan2.1をオススメします。

まとめ:今すぐ試そう、SeaArt経由のWan2.1!

動画生成AIのハードルを一気に下げてくれる、SeaArt + Wan2.1の組み合わせ。 「高スペックPCがない」「無料で試したい」という人にこそピッタリの選択肢です。

高品質な動画生成が、あなたの手元で実現するかも? まずはSeaArtにアクセスして、無料でWan2.1を試してみてください!


  1. https://ai-review.jp/kling-ai/ ↩︎
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